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城田助教と中川助教が、第20回がん・エピゲノム研究会にて研究発表を行いました。

4月23日、艮陵会館にて「第20回がん・エピゲノム研究会」が開催され、当研究室の城田助教、中川助教が発表しました。

城田松之先生は、ヒト集団に見られるアミノ酸変異のパターンについての解析結果を発表しました。種間での変異パターンに比べ、ヒト集団内ではアミノ酸変異はDNAの変異パターンと遺伝暗号によって読み解ける傾向が強く、またこれらはがんなど疾患の変異とも違うことが明らかになりました。興味深い内容に多くの質疑が上がり、活発な討議となりました。

発表演題:
「ヒトにおけるタンパク質の進化とがん・エピゲノム」

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また、中川直先生は、ここ東北大学で研究を進めて来たユビキチンリガーゼβ-TrCP2に関する研究内容を発表しました。長らくβ-TrCP2は非常によく似たβ-TrCP1と全く同じ機能を持っていると考えられていましたが、今回の分子、細胞、マウスを使った多面的な研究によりβ-TrCP2のみが持っている主要な機能が明らかになりました。親しみやすい導入と語り口で、聴衆はぐっと惹きつけられました。

発表演題:
「ユビキチンリガーゼβ-TrCP2によるp19Arfの分解を介した細胞増殖制御」

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