トップ > 募集 > よくある質問 Q&A

募集

大学院生募集

どのような研究をしているのでしょうか。
細胞増殖と分化の分子機構と、その破綻による病態について研究をしています。
一般に細胞が正常に増殖する過程は、染色体が正確に二倍になると同時に、他の細胞の成分、ミトコンドリアや小胞体なども二倍になり、必ずそれが均等に二つの細胞へ分かれて分裂します。どうして細胞は染色体が二倍にならなければ分裂しないのか、染色体に障害があった場合には、どのようにその障害を修復し正常な細胞へ戻ることができるのか、などを調べています。
医科学(医学部)以外の学部に在籍していますが、ついて行けるのでしょうか。
あらゆる生物は等しくDNAからRNAを作り、それが翻訳されてタンパク質として機能します。大腸菌もヒトも同じです。ヒトが他の生物と異なっている点はもちろん多々ありますが、基本的な生物学機構に違いはありません。特に細胞周期研究は、酵母を用いた研究が基盤となって進んでいます。そのような意味では、医学部以外で学んだことは、決して無駄ではありませんし、むしろそのような知識を医学研究へ活用することが医学研究の発展に貢献すると期待されます。
どのような実験系が可能でしょうか。
分子生物学・生化学・細胞生物学・病理形態学・発生工学などです。
例えば、転写の制御機構、細胞分裂と染色体複製など、遺伝子と細胞を使い研究を進めます。また、遺伝子操作マウスを作製し、その表現型(異常)を、病理学的に観察するだけでなく、生化学的な変化を調べ、またマウスから初代培養細胞を調製してその性質を調べることも行っています。
卒業後はどのような進路があるのでしょうか。
修士課程の修了生は、博士課程への進学のほか、企業などへ就職します。研究室で研究を継続しながら、就職活動を行っています。
博士課程の修了生は、ポストドクトラルフェローなど大学・研究機関(国内外を問わず)の研究職として研究を続ける他、企業などへの就職の道もあります。
アルバイトはできますか。また、奨学金などを受けることは可能でしょうか。
基本的に、研究中心の生活となります。アルバイトは1日/週程度に留めることが、研究の進捗には必要です。
大学および関連機関からの主な奨学金制度は以下のようなものがあります。
日本学生支援機構による奨学金・東北大学国際高等研究教育機構の修士研究教育院生・博士研究教育院生への採用、学術振興会の特別研究員への採用などによる奨学金。
また、東北大医学系研究科のTeaching Assistant や Research Assistant として、教育・研究業務の補助業務を担当し、それにたいして報酬を得ることができます。
仙台の生活環境は?
私みたいなおばさんには、住みやすいけど、学生には刺激が少なすぎるかもしれない。